COLUMN コラム

ムートンについて教えてください!

2016.05.09

ファッション通の人なら一着は持っている“ムートンコート”。知っているようで実はよく知らないムートンの特性をおさらいし、初めての方も、2,3着目の方も、自分にぴったりの素敵なムートンコートを手に入れましょう!

 

Q1、ムートンはどのような毛皮?

メリノ種の仔羊の毛皮に、クロムなめしや植物なめしを施したものです。収縮性があり、保温性、吸湿性、放湿性、弾力性に優れ、コートやジャケット、手袋など用途は多彩。防寒性とおしゃれを兼ね備えた素材です。また、皮面にスエード加工やナッパ(ナパ)加工を施すと、ダブルフェイスとして使えます。

 

Q2、毛がモコモコしていて厚く、着膨れするイメージがあるのですが…。

産地、種類によって毛足の長さはさまざまです。たしかに、毛足が長いダブルフェイスタイプだとボリュームがありますが、暖かい分コートの中は薄着で大丈夫。
また、毛足の長いタイプをあえて数ミリにシェアリング(=毛を刈ること)したものは、ボリュームが抑えられる分すっきりとしたシルエットで着こなせておすすめです。
襟、袖口にだけ長い毛足を残し、ボディー部分は毛足を短くシェアリングしたコートは、すっきりとしていて着易く、かつ、おしゃれですよ。

 

シェアリング

※シェアリング

 

Q3、汚れた時はどうすれば良いのでしょう。

表地がスエード加工のものは、面倒でも、一日の着用が終わった段階でチェックし、汚れがあれば専用の皮革用消しゴムで軽くこすって落とします。その後、スエード用ブラシをかけ起毛させましょう。
表地がナッパ(ナパ)加工のものはスエード加工より汚れはつきにくいのですが、同じように皮革用消しゴムでこまめに汚れをとります。強くこすりすぎたり、湿った状態で消しゴムを使用すると色落ちしてしまう恐れがあるので注意してください。
食べ物や飲み物のしみ、口紅など油分を含んだ汚れは、消しゴムではなかなか落ちません。時間が経つほど汚れは取れにくくなるので、気がついたらすぐに毛皮専門のクリーニング店に出しましょう。

 

Q4、シーズン中はどのうような保管、お手入れをすれば良いのですか?

着用後はコート(ジャケット)を振ってほこりを払います。汚れがあれば皮革用消しゴムで落とします。一日の着用が済んだら、厚みのあるハンガーにかけましょう。着用3回に1回は、ブラッシングして毛並みを整え、風通しの良い場所に陰干しすると良いです。

 

Q5、選ぶときのポイントを教えて下さい。

触った時、試着した時に、ごわごわした感じがあるものは要注意。原皮が古かったり、皮のなめしが良くない可能性があります。このようなものは耐久性に問題があり、皮の破れや裂けの原因となります。
あとは、用途と好みで自分の好きなデザインをお選び下さい。